サイッキクという会社に野村さんという人がいましてね~


 3月に就職活動していた頃の話だ。
その時の野村という名の面接官とのやり取りを紹介しよう。

 会社の名前は「株式会社サイッキク」。
言いにくいし、超能力でも使いそうだが、普通のネットの開発系の会社だ。
サイッキクは都心のど真ん中という素晴らしい一等地に居を構えていた。
そのビルの面接室となる会議室Aで野村は待っていた。

 面接自体はグループ面接だった。
自分は完全に興味だけでエントリーした冷やかし野郎だったが(サイッキクさんごめんなさい)、
他2人はサイッキクに入社するやる気が全身から溢れていた。

 座席の位置的に自分から自己紹介する事になった。
自分は履歴書に書かれた言葉をズラズラと並べる。
他2人もそれらしい言葉を口にする。

 2週目は志望動機。
ここまでは普通の面接。
この程度ではサイッキクをブログに書かない。
野村さんが面白くなるのはコレからだ。

 3週目、野村さんは質問する。
自分を四字熟語で置き換えると、何になりますか?
はい?なんですか、それは?そんなテンプレは用意していないぞ。
おそるべし、サイッキク。

自分のターンだが、あまりにも想定外な質問だった為しばし考え、なぜか「明鏡止水」と呟いた。
これが本当に自分を現すかは不明だ。
というよりも好きな言葉なだけかもしれない。
ちなみに野村さんは理由を尋ねなかった。
そもそもコチラが補足するべきだったかもしれないが。

 4週目、野村さんは質問する。
好きな色はなんですか?
これは何の占いですか?
サイッキクの考えている事が分からなくなった。

とりあえず、自分は「」と答えた。
自分はなにものにも染まる純潔な白が好きだからだ。

 他にも野村さんは面白い質問をしたが、容量の都合上、今回は割愛する。

 後日、サイッキクからお祈り郵便が来たのは言うまでもないだろう。